総務省の目安表では、上限が初めて5万円を超えるのは独身・共働きで年収450万円の行(52,000円)、夫婦(配偶者の収入なし)で525万円の行(56,000円)です。8万円・10万円・20万円も、表の行を読み替えるだけで年収の目安が出ます。
💡 自分の年収と家族構成での数字は、控除上限シミュレーターに入れると2026年分の目安と総務省の目安表の値が並んで出ます。この記事は「目標の上限から年収を逆引きする」ための早見表です。
逆引きの前提:表の年収は額面、家族構成は7区分
総務省の目安表は、ふるさと納税をする本人の給与収入(額面の年収)と家族構成の組み合わせで、自己負担2,000円に収まる寄付額の目安を示しています。年収は300万円から1,000万円までは25万円刻み、1,000万円を超えると100万円刻みです(総務省 ふるさと納税のしくみ)。
家族構成は次の7区分です。
| 区分 | 意味 |
|---|---|
| 独身または共働き | 本人が配偶者控除や配偶者特別控除を受けていない(配偶者の給与収入が201万円超) |
| 夫婦 | 配偶者に収入がない |
| 共働き+子1人(高校生) | 16〜18歳の扶養親族が1人 |
| 共働き+子1人(大学生) | 19〜22歳の特定扶養親族が1人 |
| 夫婦+子1人(高校生) | 配偶者に収入がなく、16〜18歳の扶養親族が1人 |
| 共働き+子2人(大学生と高校生) | 19〜22歳と16〜18歳が1人ずつ |
| 夫婦+子2人(大学生と高校生) | 配偶者に収入がなく、19〜22歳と16〜18歳が1人ずつ |
中学生以下の子は控除額に影響しないので、数えなくてかまいません。「夫婦+子1人(小学生)」は「夫婦」と同じ額になります。
この記事の表では、目標の金額に初めて届く(以上になる)行を拾っています。表は25万円刻みなので、たとえば独身で年収440万円の人の上限は、450万円の行の52,000円と425万円の行の45,000円のあいだ、とだけ読めます。表にない年収の線を引くことはしません。
上限5万円:独身は450万円、子が2人いる夫婦は650万円の行
| 家族構成 | 5万円以上になる最初の年収の行 | その金額 | 1つ前の行 |
|---|---|---|---|
| 独身または共働き | 450万円 | 52,000円 | 425万円で45,000円 |
| 夫婦 | 525万円 | 56,000円 | 500万円で49,000円 |
| 共働き+子1人(高校生) | 525万円 | 56,000円 | 500万円で49,000円 |
| 共働き+子1人(大学生) | 550万円 | 57,000円 | 525万円で49,000円 |
| 夫婦+子1人(高校生) | 575万円 | 56,000円 | 550万円で48,000円 |
| 共働き+子2人(大学生と高校生) | 600万円 | 57,000円 | 575万円で48,000円 |
| 夫婦+子2人(大学生と高校生) | 650万円 | 53,000円 | 625万円で48,000円 |
同じ5万円でも、独身と夫婦+子2人では年収が200万円違います。扶養する家族が増えるほど、所得税・住民税から引かれる控除が増えて課税される所得が小さくなり、控除上限も低くなるためです。「年収500万円だから5万円」と人に聞いた数字をそのまま使うと、家族構成によっては自己負担が2,000円を超えます。
5万円に届かない年収帯の例として、表の最初の300万円の行は、独身で28,000円、夫婦で19,000円です。
上限8万円:独身は625万円、夫婦+子2人は775万円の行
| 家族構成 | 8万円以上になる最初の年収の行 | その金額 | 1つ前の行 |
|---|---|---|---|
| 独身または共働き | 625万円 | 81,000円 | 600万円で77,000円 |
| 夫婦 | 675万円 | 81,000円 | 650万円で77,000円 |
| 共働き+子1人(高校生) | 675万円 | 81,000円 | 650万円で77,000円 |
| 共働き+子1人(大学生) | 700万円 | 83,000円 | 675万円で78,000円 |
| 夫婦+子1人(高校生) | 725万円 | 82,000円 | 700万円で78,000円 |
| 共働き+子2人(大学生と高校生) | 750万円 | 84,000円 | 725万円で79,000円 |
| 夫婦+子2人(大学生と高校生) | 775万円 | 80,000円 | 750万円で76,000円 |
夫婦+子2人の775万円の行は80,000円ちょうどです。「8万円以上」の最初の行がここなので、8万円を目標にするなら775万円以上、と読みます。
上限10万円:独身は675万円、夫婦+子2人は850万円の行
10万円は、表の中で一番「ずれ」が出やすい目標です。上限は年収に比例して上がるのではなく、所得税の税率の区切りをまたぐ行で一気に増えるためです。
| 家族構成 | 10万円以上になる最初の年収の行 | その金額 | 1つ前の行 |
|---|---|---|---|
| 独身または共働き | 675万円 | 102,000円 | 650万円で97,000円 |
| 夫婦 | 725万円 | 104,000円 | 700万円で86,000円 |
| 共働き+子1人(高校生) | 725万円 | 104,000円 | 700万円で86,000円 |
| 共働き+子1人(大学生) | 750万円 | 106,000円 | 725万円で88,000円 |
| 夫婦+子1人(高校生) | 775万円 | 105,000円 | 750万円で87,000円 |
| 共働き+子2人(大学生と高校生) | 800万円 | 107,000円 | 775万円で89,000円 |
| 夫婦+子2人(大学生と高校生) | 850万円 | 108,000円 | 825万円で90,000円 |
夫婦の700万円の行は86,000円、次の725万円の行は104,000円です。25万円の年収差で18,000円変わるのは、目安表の中でも大きな段差のひとつです。独身では625万円の行(81,000円)から650万円の行(97,000円)への16,000円がこれにあたります。
段差の手前にいる年収の人は、「あと少し年収があれば上限が跳ねる」位置にいます。逆に段差を越えた直後の人は、収入が少し下がっただけでも数千円〜1万円台の差が出ます。育休・退職などで年収が下がる年は、年収が下がった年の上限の見直しも合わせて見てください。
上限20万円:独身・夫婦は1,100万円、子がいると1,200万円の行
1,000万円を超えると表は100万円刻みになり、1行で上限が数万円動きます。
| 家族構成 | 20万円以上になる最初の年収の行 | その金額 | 1つ前の行 |
|---|---|---|---|
| 独身または共働き | 1,100万円 | 218,000円 | 1,000万円で180,000円 |
| 夫婦 | 1,100万円 | 202,000円 | 1,000万円で171,000円 |
| 共働き+子1人(高校生) | 1,200万円 | 232,000円 | 1,100万円で194,000円 |
| 共働き+子1人(大学生) | 1,200万円 | 229,000円 | 1,100万円で191,000円 |
| 夫婦+子1人(高校生) | 1,200万円 | 229,000円 | 1,100万円で185,000円 |
| 共働き+子2人(大学生と高校生) | 1,200万円 | 219,000円 | 1,100万円で181,000円 |
| 夫婦+子2人(大学生と高校生) | 1,200万円 | 206,000円 | 1,100万円で172,000円 |
1,000万円の行と1,100万円の行のあいだは、表に行がありません。年収1,050万円の上限は、180,000円と218,000円のあいだ、としか言えません。
寄付額の大きい人ほど、複数の返礼品に分けて受け取る時期をずらすと管理しやすくなります。分け方は金額別の選び方にまとめています。
