「共働きでそれぞれ年収があるけど、ふるさと納税はどう計算すればいいの?」「子供がいると上限は下がるの?」——共働き+子供ありの世帯は、独身や片働きより上限の考え方が少し複雑です。本記事では、子供の人数・年齢別にパターンで早見できるよう、編集部が整理しました。
💡 とりあえず目安だけ知りたい方は、当サイトの控除上限シミュレーターが最速です。計算式の詳細は控除上限額シミュレーター完全解説もあわせてどうぞ。
まず結論:共働き世帯の3原則
- ✅ 上限は「夫婦それぞれ別々」に計算する … 世帯合算ではありません。1人ずつ、自分の年収・控除で上限が決まります。
- ✅ 子供で上限が下がるのは「16歳以上を扶養申告した側」だけ … 15歳以下の子供は扶養控除の対象外なので、上限に影響しません。
- ✅ 収入が低い方(扶養内パートなど)は無理に寄付しない … 控除できる税金が少ないと、自己負担2,000円すら回収できないことがあります。
なぜ「夫婦それぞれ別計算」になるのか
ふるさと納税の控除上限は、その人が納めている住民税・所得税の額をもとに決まります。共働きは夫も妻もそれぞれ自分の名義で税金を納めているため、上限もそれぞれに発生します。
つまり、
- 夫:自分の年収・控除に応じた上限まで、夫名義で寄付
- 妻:自分の年収・控除に応じた上限まで、妻名義で寄付
という形になります。「世帯の合計年収で1つの上限を出す」わけではない点に注意してください。申し込みも、必ず寄付する本人の名義で行います(名義を間違えるとその人の控除になりません)。
子供がいると上限はどう変わる?
ここが共働き世帯で最も誤解されやすいポイントです。子供の年齢で扱いが変わります。
| 子供の年齢 | 扶養控除 | ふるさと納税の上限への影響 |
|---|---|---|
| 0〜15歳(中学生以下) | 対象外 | 影響なし(上限は下がらない) |
| 16〜18歳(高校生) | 一般扶養 | 申告した側の上限が下がる |
| 19〜22歳(大学生) | 特定扶養 | 申告した側の上限が大きく下がる |
ポイントは2つです。
- 15歳以下の子供は、何人いても上限に影響しません。 児童手当の対象年齢の子供は、扶養控除の対象外だからです。
- 影響するのは「その子を扶養として申告している側」だけです。夫の扶養に入れていれば、妻の上限は子供の影響を受けません。
パターン別・上限額の早見表(給与のみ・概算)
夫・妻それぞれの年収で、その人の上限を読み取ってください(世帯合計ではありません)。
① 子供なし(または15歳以下のみ)の共働き
子供が15歳以下だけなら、実質「独身と同じ」上限で計算できます。
| その人の年収 | 上限の目安 |
|---|---|
| 300万円 | 約28,000円 |
| 400万円 | 約42,000円 |
| 500万円 | 約61,000円 |
| 600万円 | 約77,000円 |
| 700万円 | 約108,000円 |
| 800万円 | 約129,000円 |
② 高校生(16〜18歳)の子供を扶養している側
その子を扶養申告している側だけ、下表で読み替えます(もう一方は①の表でOK)。
| その人の年収 | 上限の目安(高校生1人を扶養) |
|---|---|
| 400万円 | 約33,000円 |
| 500万円 | 約49,000円 |
| 600万円 | 約69,000円 |
| 700万円 | 約86,000円 |
| 800万円 | 約120,000円 |
③ 大学生(19〜22歳)の子供を扶養している側
特定扶養控除のため、下がり幅が最も大きくなります。
| その人の年収 | 上限の目安(大学生1人を扶養) |
|---|---|
| 500万円 | 約44,000円 |
| 600万円 | 約66,000円 |
| 700万円 | 約83,000円 |
| 800万円 | 約116,000円 |
⚠️ これらは「給与のみ・社会保険料は年収の15%程度」と仮定した概算です。住宅ローン控除・医療費控除・iDeCoなどがある場合は上限が変わります。必ずシミュレーターで自分の数字を確認してください。





